MAVALA 332 FUNNY CORAL

色見本にしようと思ったのですが、塗っているあいだやっぱり好きだなーと思ったので今週はこのネイルで過ごすことにしたお気に入りコーラルです。

MAVALA 332 FUNNY CORAL

2014年の限定色…だそうです。いま調べて知りました。
まだ在庫のあるお店もあるのではと思います。

とろっとした液で、刷毛に取るとちょっともったりめかな？と思うのですが、塗ってみるととても塗りやすいです。かといってさらさらしすぎてもない。
ちょっとだけシマー感があるのですが1度塗りではほとんどシマー感ありません。やや透けます。
私はこの1度塗りの透け感がとても好きです。
夏の昼下がりにさらっと塗りたい。Tシャツに似合う感じ。

これは2度塗り。
2度塗りするとはっきりボトルの色になり、シマー感も出てきます（写真ではわからんな…）。
1度塗りのカジュアル感が抜けてもう少しシックなワンピースなどに合わせたい感じ。
どちらも好きですが、ムラなくうまく塗れれば私はやはり1度塗りが好きです。

ほんのすこし青みに寄っている、なつかしい80年代の香りのするコーラルなのですが、黄色星人の私の肌にもなじみがいいです。
こういう色は、ぜひ女子高生のむすめさんあたりに塗ってほしい。
そしてキャッキャと海辺ではしゃいでほしいです。どんな願望。

MAVALAというと、私は銀座のソニプラ（まだプラザになる前の）、そしてオレンジスティックを思い出します。
銀座にソニープラザという外国のお菓子や化粧品がたくさん売っているお店がある、と知ったのは高校生の頃だったでしょうか。
私の高校は少し地下鉄に乗ると銀座に出られるという立地にあり、当時はシネスイッチ銀座で映画を見るのが、少ないお小遣いでたまーにできる贅沢でした。
まだ外国のお菓子や化粧品などそんなに気軽に売ってなかった頃の話です。銀座の単館ロードショーを見るなどという小生意気な趣味を持っているくらいでしたから、もちろんそんな店に行ってみたくなり、わくわくしながら足を運びました。
そこで初めて知ったのがMAVALAです。

爪の形が生まれつきあまりよくなかった私にはマニキュアなんて夢のような化粧品だったのですが、どうやら爪の形は甘皮というものを整えれば多少は見栄えがよくなるらしく、そしてそれはオレンジスティックというものを使えばいいらしい。それを教えてくれたのもMAVALAでした。どこの国のものかも当時は知りませんでしたがまるで夢のように思ったものです。
遠い憧れのような気持ちをもって、MAVALAのオレンジスティックを買ったのです（同時にフィッシャーマンズフレンドのミントも買いました）。
いま思えばポリッシュも買えばよかったんでしょうがそこまでの勇気はなかった…。

家に帰って裏の説明を読みながらやってみましたが、指を濡らすでもなくコットンを巻きつけるでもなく甘皮を押し上げたもんですから当然甘皮がとれるはずもなく。
雑誌やなんかでよく調べればよかったんでしょうが、そういうことをしなかったのですから当然です。馬鹿です。
甘皮はとれないわなんだか痛いわで当然そのオレンジスティックはお蔵入りになり、あんな痛い思いするんならしなくていいや…とそれ以来長いこと爪の手入れから遠ざかることになりました。

いまでもMAVALAのコーナーに行くとそんなことを思い出してほんの少し甘酸っぱく苦い気持ちになります。
ソニプラがプラザになり、ショップインがあちこちにたくさん出来てMAVALAは当時よりずいぶん身近になり買いやすくもなりました。
でも私にとっては今でも、ちょっと背伸びした気持ちになるブランドです。